2017年12月12日火曜日

さらば、Inspire1 Pro・・・!

今年の4月に買った時には、なんだかすっかりプロのドローングラファーになったように思えて、気持ちだけはドローンよりも高く舞い上がってしまっていたんですが、結果的にはほとんど出番がなくて手放すことにしました。
Inspire1 Proを。

 

なぜ買ったのか


昨年の12月にはPhantom4 Pro(以下P4P)を購入済みで、P4Pは練習でも撮影の本番でも大活躍。機体の安定性も、撮影した映像のクオリティにも大満足していました。
いや、本当によく出来た機体なんですよ、P4Pは。

でもプロのカメラマンとして現場に臨むからには、予備機は絶対に必要です。スタッフが勢揃いした現場で、「カメラの不調で撮れましぇ〜ん」なんて舌を出したら許してくれるほど世間は甘くないのでね。そんな事件を起こしたら、現場横の広場からすぐに「こいつアホやで」のサインを込めた狼煙が高々と上げられ、その噂はあっという間に千里先まで拡がってもう二度と仕事のオファーが来ることは無いでしょう。

そういや15年近く前に、某企業の会社案内制作で八潮にある現場の撮影を頼んだカメラマンが「これ買ったんすよ〜」とニヤニヤしながらオールドライカを持って来てジーコジーコと撮影をし終えた翌日に、「写ってませんでした」という衝撃の告白とともに我々スタッフが再撮影のブッキングに奔走したことがありましたが、彼は今やコマーシャルフォトで特集されるほどの売れっ子カメラマンになっています。
当時の僕達が狼煙を上げなかったからですね。
でもウチの会社がそのクライアントから仕事をもらうことは二度とありませんでしたが。。

てことで撮影現場には予備機も撮影したデータチェックも超重要なんです。
画角や色味の差を考えると、本来なら同じカメラをもう1台スタンバイさせておくのが理想ですが、いつ来るかわからないトラブルに備えて20万円のP4Pを遊ばせておくほど空撮の仕事が来ているわけではない・・・。

でも今まで僕が頼んできたカメラマン達も、実際に予備機として同機種を持って来る人が少なかったので、P4PとInspire1の組み合わせでも大丈夫だろうと。別のカットだったらカメラが変わってもさほど気にならないだろうと。(甘い)

「インスパ持ってるとハッタリが効いてギャラの値引きをされないよ〜」という都市伝説もマコトシヤカに囁かれておりましたし。
何よりレンズ交換ができるっていう魅力もあったので、Inspire2の登場によっていきなり40%OFFになったInspire1Proを約45万円で買いました。


なぜ売ったのか


単純に「Inspire1の出番が少なかったから」です。

ではなぜ「出番が少なかった」のか。
その理由は3つ。


  1. P4Pの方が画質が良い
  2. 2オペをする機会がない
  3. 大きくて準備に時間がかかる


ですね。


P4Pの方が画質が良い


これが一番大きな理由です。
ビットレートだけ見ても、Inspire1のX5で撮影できるスペックのMAXが4K/30Pの60Mbpsなのに対して、P4Pが4K/60Pの100Mbpsと圧倒しています。
一眼レフ(ミラーレス含む)のハイエンド機でも、未だに4K/60Pで撮影できるものが無いことを考えると、いかにP4Pが凄いのかっていう話でもありますけどね。
またP4Pのレンズが(交換できない)固定式なのが奏功しているのか、撮影した画像の四隅までしっかりと解像していて、この点でもInspire1よりも高画質だと僕は思います。

なによりX5のマゼンタ被りがどうにもこうにも厳しいですね。

でもこれらは、点検や測量で使用する分には問題ないというか、逆にレンズ交換ができることの方がメリットとして大きいんだと思います。
機体が近づける距離(反対に遠ざかる距離にも)に限界がある現場も多いですからね。


2オペをする機会がない


これは単純に友達が少ないせいですね。
いやいや(それもあるけど)、Inspire1を買ってすぐにVIEWNを立ち上げることになり、大掛かりな撮影現場に受託クルーとして参加することよりも、「ドローンと一緒に旅をするスタイルを提案する」ための撮影スタイルを選択してしまったことが原因です。


大きくて準備に時間がかかる


ドローンを飛ばす時はたいていクルマで移動するし、そんな時はInspire1も積んでます。
でも「三宅島に船で行く」ことになったら(『ドローンの旅 〜 三宅島。都内から175kmにある異世界。』)、P4Pをリュックに入れて背負うのが限界ですね。
いやもちろん、撮影の仕事として行くならInspireの大きなケースを運ぶキャリーや、その重量分の別料金を(フェリー運賃に加えて)支払って移動するんですけど、「ドローンの旅」としては現実的ではありませんから。

それに「現地を移動しながら良いスポットを見つけたら飛ばす」というようなスタイルでは、「ドローンをサッと取り出して撮り出せる」ことが重要なんですよ。
Inspireはまず大きなケースから出してトラベルモードを解除し(足がすぼんでハの字になる)、カメラを付けて・・・と結構手間が掛るんですが、これがなんというか・・・面倒くさい\(^o^)/



そんなこんなで


Inspire1Proを買って8ヶ月間で飛ばしたのは、たったの4時間弱!!!!!
一方のP4Pは飛ばしに飛ばして30時間以上。もうすぐモーターの寿命が来ちゃうかもしれません。。

P4Pにはボディにも色んな傷が付いてしまいましたが、ウチの(文字通り)箱入り娘のインスパはキレイなもんです。超美白。

お陰で信頼できる人に嫁いでいくことが出来ましたよ。
新しいご主人様の言うことをよ〜く聞いて、第二の人生を謳歌するんだぞ〜!(T_T)


0 件のコメント:

コメントを投稿